過去を愛でる

随分身勝手な理由でグループを見捨てたくせにこうやって名残惜しむかのようにブログを書き始める自分自身がただただ気持ち悪い

しかし生半可な気持ちで見てなかったからこそ

最後の最後に整理だけしたい

あくまで自分メモであり、他人に見せるためではない

 

 

2015年6月14日

仲のいい友達に連れられ、NEWS LIVETOUR2015 White  東京ドーム最終公演に入った

正直言うと誘われた時のことはよく覚えていなく、ただとにかく歌う曲を覚えてほしいと言われたこと、Winter Moonが好きだと言ったことは覚えてる

席は一番後ろから2番目の天井オブ天井。誰が誰だかの認識もできず(金髪が手越だけは認識できた)演者全員豆粒のようで、ほとんどモニターを見ていたな

知らない曲も多々あった中で、私の心に響いた楽曲が  愛言葉  と  White Love Story。とてもいい曲だと感じたので、同行した友人に曲名を聴いた。数日経っても余韻がなかなか冷めず、私はWhiteで歌っていた記憶ある曲を毎日聴いていた。NEWSのYouTubeも見るようになり、Whiteのセトリと関係ない曲も入れるようになり、こういったフィーリングが噛み合っていって少しずつ着実にNEWSにハマっていった

余談、オーラスが終わった直後、NEWSで誰が好きなのかの話題の際「手越とシゲどっちも好き!」と言っていたことをよく覚えてる。人を顔でしか選べないミーハーで私らしい発言。しかしそこから、友人に教えて貰った夏の歌番組ラッシュを見ていくと次第に「加藤シゲアキ」だけを目で追うようになった。この理由に関しては一生暴くことの出来ない案件だし、何かワケがあるとするならばこれだって「フィーリング」「運命」でしかどうにも片付けられないことだろうと思う

1ヶ月ほど経った頃、YouTubeで見た動画の続きがどうしても知りたくて、同行した友人にアポを取った。内容は「美しい恋にするよ」と「NEWS10thAnniversary」のドキュメンタリーの一部だった。友人はDVDを快く貸してくれた。そしてその日「私NEWSすごくハマってる。ファン…までは行かないけど、でもファンなのかなぁ?ファンってどこからファンなの?」と聞いたら「自分がファンだと思ったらファンだよ」と返された。クソほど単純な私はそれを素直に飲み込みその日から(きっと私はNEWSのファンだ!)と思い生活することになった。そして意を決してTwitterのアカウントも作り、本格的にオタクの道へ突き進んだ。

 

ファンになって最初のシングルが「四銃士」。そして最初の形態がDVDシングル。この形態がいかに珍しくいかにNEWSにとって挑戦的なことなのかも全くわからぬ状態だった。四銃士を聴いて前からNEWSのことが好きだった人の中では数々の思いを抱いただろうけど、私はただ(NEWSって今こういう系統なのかな)と思ってた。

四銃士からテンポよく自担のドラマとタイアップが決まった。ヒカリノシズク/Touch  私は断然ヒカリノシズクが好きだった。普段ポジションは両サイド高身長の小山と加藤で挟む形なのが、今回は自担がセンターになった。誇らしいと訴えるような顔で前を向いてイキイキとセンターで歌っていた。この姿を見た時、もっともっとこの人に尽くしたい、ずっと好きでいたい、応援したい、支えたい。という確かな「愛」が生まれた気がした

そしてファンになって最初のQUARTETTOツアーは私にとって、今までの人生で1番と言ってもいいぐらいの大きなことであり何にも変えられない大切な思い出。いろんな初めてが詰まったこのツアーは静岡、名古屋2箇所の遠征と東京ドーム2公演の計4公演。とっても楽しかった。

ツアーをしていく中で数々の重大なお仕事が決まる。24時間テレビメインパーソナリティ、自担のドラマ出演、又そのタイアップ。どんどん飛躍していくNEWSを見て、「TEPPEN取るぞ!!」とキラキラまっすぐなNEWSを見て、オーラスの予定になかったダブルアンコールで出てきてくれたNEWSを見て、この人たちがただただ大好きで愛してるって心から思った。NEWSが大好きという気持ちだけでなんでも頑張れちゃいそうだった。

 

その夏の24時間テレビで最も印象に残っている2つ。

いきものがかりの「いつだって僕らは」をBGMに、視覚と聴覚に障害のある子供をうしろに引き連れ先陣切って笑顔で踊るNEWSの虜になった。私の好きなNEWSだった。純粋でまっすぐで明るくてキラキラしたNEWSがこの子達を引っ張ってきてくれたことが、他の誰にも変えられないNEWSの「らしさ」だった。

フルスイングの前、6人で24時間テレビをやった時の映像が映し出された時、「6人を出すのはずるい」と言いながら涙が止まらなかった。NEWSにとって様々な逆境と立ち向かって行く中で全力のフルスイングを魅せてもらえて、また好きを実感した。どこまでもNEWSはまっすぐで、また心が救われた。

2016年はNEWSから数え切れないほどのものを得た。何度好きを実感しても足りないぐらいだった。NEWSのことをこんなにも大切でかけがえのない存在だというのを一番肌で感じていたのはこの年だったと思う。

 

そこからはあまり活発な活動はなく、少し飛んでシングル「EMMA」の発売。ちなみにEMMAは個人的にNEWS史上最も好きなシングルです。あのハーモニカが効いたイントロとアウトロが堪らなく私のツボを抑えてて好きなんです。

そのすぐ後に発表されたツアーとアルバム。NEVER LANDと発するだけでどこからともなく盛大な音が私の脳みそを駆けずり回る。コンサートもそうだがCD特典の鍵もまあ豪華そのもので、予算という予算すべてを使い果たし(言い方)ライブを見に来た客余すことなく全員魅了しただろうと言っても一切過言じゃない気すらする。NEWSがここまで全面的に勝負に出るのがとてもかっこよかった。楽曲のイメージだけでも盛大且つ繊細な楽曲ばかりが取り扱われていたけど、これがコンサートになるともう、言葉を失うというか、ここまでやれるのか…!といった気持ちになる。まぁとにかく登場がえぐいほどかっこいい。NEVER LANDのことになると持ちうる語彙力すべて捨てて小学生の感想分みたいな記事を書きそうになってしまう。

NEVER LANDからは新しい、今までに見たことのないNEWSを沢山沢山受け取った。壮大なツアーではあったがそれとは裏腹にどうしてもNEWSの隠しきれない「しめっぽさ」「繊細さ」といった内面も同じぐらい全面に押し出したいろんな意味でこの上なく豪華なツアーだった。U R not aloneを全力で歌い上げるNEWSがとにかく愛おしかった。

 

NEVER LANDを経てNEWSを愛でていく中で、グループとしてはただただ大した活動もない時間だけが過ぎていった。ツアーを終えて約半年、シングルの発売も他のなにか特別な発表がある訳でもないほとんど空白みたいな時間が流れていた。NEVER LANDのラストをあれだけエモーショナルにされた分、TwitterのTLではとにかくNEWSの活動を待ちわびる声を非常に多く見た。

個人的にはその年の秋に自担の舞台があったことがデカかったしまたひとつ自担の成長の場を設けられたことが嬉しかった。舞台という場で輝く自担もまた眩しくて愛おしい。仕事に対してまっすぐ臨む彼の姿がそのまま投影されていたような気がした。

 

そんなNEWSロスの時を超えて発表されたのが「NEWSICAL」。NEWSがミュージカルに挑戦するというもの。だがどうにも加藤シゲアキが好きな私にとっては、NEWSがミュージカルに挑戦することも勿論なのだがそれ以上に、ツアーを終えた段階での彼の忙しさと、その忙しさの全てを受け入れ全てにおいて何ひとつ妥協を見せない素晴らしい作品を魅せてくれたことがとにかく凄くて嬉しかったし尊敬したし、ちょっとヤバイと思った。本気で加藤シゲアキの思考回路を暴くことを諦めた。

 

その直後にシングル「LPS」、続くようにツアー発表、アルバム「EPCOTIA」が発売された。

EPCOTIAに初めて搭乗したのが4月15日(日)昼公演。これは余談だが、今回ばかりは絶対にネタバレを踏みたくないと言って友人と一緒にTwitterをログアウトした。この2週間が腐るほど暇だった。いかにNEWSを欲していたのかが良くわかった。携帯をいじっているうちの半分以上Twitter、そのうち8~9割方NEWSのアカウントにいるもはやTwitter中毒の私にとっては酷で苦痛で仕方なかった。終えた瞬間Twitterを開いた時、まぁよくも2週間我慢したなぁと実感するぐらいの開放感だった。

ステージ構成だったり、昔の曲やマイナーなカップリングをやってくれたり、時空の歪みという手法でEPCOTIAまでの4つのツアーを復習する演出だったり、とにかく私に好みとかツボとか、揺さぶられる部分をすべてEPCOTIAが持っていった。元々好きだと思っていたアルバムの楽曲は余すことなく予想の遥か上を行く演出の良さだった。語彙力を捨ててとにかく感情を書き溜めたいのがNEVER LANDだとしたら、EPCOTIAは「好き」以外に言葉が見つからない。

夜公演では大好きな大好きな自担にファンサを貰えた。あれは私と彼の時間だった。私の思いに気づいてくれた、私が好きだということが少しでも伝わったって思ったら本当に嬉しかった。

最終公演を迎える最中、NEVER LAND展でさいたまスーパーアリーナに足を運んだ。展示してある衣装の中でも申し訳ないぐらいに自担の衣装だけを目に焼き付けた。そしてアドトラを見つけ、トータル2時間近く写真を撮ったり思いに更けたりした。もう時間も深くなっていくからその場から離れなければいけない時間帯、トラックを見つめながら「私NEWSのことが大好き。4人全員が本当に大好き。」と心から実感したしそんなことを言いながら記念に丁寧にトラックの写真を1人ずつ収めた

きっと、私が4人が大好きだと1番強く実感したのはこれが最後。

 

新曲BLUEの発売が決まった。フルで聴いた時、これまでにないほどのヒットを感じた。15周年勝負に出た感じがビシバシ伝わる。悪いけど他ジャニーズグループのいいと言われる曲を超えられるぐらいいいと思った。私はきっと、ファンじゃなくてもこの曲を好きになっていた気がする。

 

BLUEの活動と並行して、メンバー2人が不祥事との第一報が入った。これに関してここで具体的に述べたって私にとってはなんの需要にも繋がらないのでこの時の気持ちをこの記事で具現化することはしない。この記事は目的が違うから。オチでこのことを言いたくて記事を書いわけじゃないから。誰に何を思ったとか、そう言ったことは割愛する

もう終わりかも、と思った。それはグループ存続云々ではなく、完全に私の中での話だけでだ。しかしその一方で、まだNEWSを応援していたい気持ちもあった。BLUEいい曲だし、こんなことでNEWSを見放せなかった。NEWSを見捨てたい、でも見捨てられない。今後も活動するのなら私はそこについていくだけだと思った。

ただ、人生というのは波がある。いいことが続けば悪いことも続く。その人生の波に沿って行くかのように、まさに昨日、新しい報道が目に入った。

もう呆れたんだ私は。重ね重ねこんなことスクープされて。女と遊んでいるとかそんな次元ではない、彼等がやっているのは動向次第で法的処置も致しかねないこと。

最後の一報を受けて、溢れ出る失笑、溢れ出る呆れ、溢れ出る見捨てたさ。それしかなかった

 

私が好きなNEWSは、キラキラしていていつも明るく前を向いて真っ直ぐな姿。ただこれだけだとずっと思っていた。揺らぐことないと思っていた。だけど、きっとこれは多くを求めていたんだ。

もう今後私が求めていたNEWSというグループは彼らには描けない。確信とかってよりもこれこそ予感や運命、フィーリングでしかなくて

最初にハマった理由、そして今まで数々彼等を得てきた手段というものがそれでしかなかった以上、最後がこういう締めくくりなのは皮肉である一方納得でしかない。

 

私のこれまで見てきたNEWSはもういない

だから私は、グループから離れる